pyperclipの基本的な操作方法を知りたい。
pyperclipを使ってクリップボードを操作する方法
クリップボードを操作するpyperclipは外部ライブラリですので、pip等でダウンロードを行います。
pip install pyperclip
クリップボードの中身を出力してみよう
クリップボードの中身を出力する方法を解説します。
pyperclipでクリップボードの中身を出力するにはpasteメソッドを使用します。適当に文字をコピーしておいてpyperclip.paste()と記載すると中身が出力できます。
import pyperclip #クリップボートの文字をコピーしています print(pyperclip.paste())
クリップボードにコピーしてみよう
クリップボードにコピーする方法を解説します。
pyperclipでコピーを行うにはcopyメソッドを使用します。pyperclip.copy()で引数として渡した値がクリップボードに保存されています。
import pyperclip pyperclip.copy("こんにちは") print(pyperclip.paste())
クリップボードを操作する事のメリット
pythonでクリップボードを操作できるとどんな場面で活用できるのか、実例を交えて解説致します。
スクレイピングするURLをコピペする必要がなくなる
pythonでスクレイピングする時にターゲットのURLを張り付ける必要があります。毎日大量のURLをコピペすると単純作業にウンザリしてきますよね。
pyperclipをスクリプトに組み込むことによりコピぺの作業が簡略化され、作業効率を高めることができます。
import pyperclip import requests #当サイトのTOPページをコピーします r = requests.get(pyperclip.paste()) print(r.url)
スクレイピングの基本的な知識は下記記事を参考にしてください。
→関連記事:スクレイピングの基礎知識を解説
エクセルを開かなくても値を取得できる
エクセルでまとめた情報をクリップボードに保存することもできます。
例えば、メルマガを発信していてエクセルで記事を管理していると記事をコピーするためにエクセルを開いてコピーしてからメールに張り付けたりする作業があります。
pyperclipをしようするとエクセルを開かなくても中身を取得できますので、作業効率が大幅に上昇します。今回は「セルA1」に序文「セルB1」に記事本文と入れて組み合わせて記事にするコードを記載します。
import pyperclip import openpyxl wb = openpyxl.load_workbook(r'C:\Users\user\Desktop\test.xlsx') list = [] ws = wb.active #A1「こんにちは寒くなってきましたね」 list.append(ws['A1'].value) #B1「今日は○○について解説します。」 list.append(ws['B1'].value) kizi = ''.join(list) pyperclip.copy(kizi) print(pyperclip.paste())
まとめ
クリップボードを操作すれば日々の作業を簡略化させることが可能になります。
他にも正規表現と組み合わせてコピーしたURLからアフィリエイトの商品コードだけを取得したり、コピーした内容の数値だけ書き換えたりすることも可能です。
以上pyperclipをしようしてpythonでクリップボードを操作する方法の解説記事でした。