そもそも共通リンクとは
実は共通リンクという言葉は正式な単語ではありません。
サイトによって「共通エリアの内部リンク」や「共通ナビゲーション」と表現され、決まった名称は恐らくなさそうです。
株式会社セブンアイズ代表取締役でもありSEOコンサルタントの瀧内賢さんの著書等でもヘッダーやフッターの共通エリアからの発リンクを共通リンクとしています。
この記事ではメインコンテンツ以外の内部リンクを共通リンクと表記いたします。
共通リンクの疑念点
共通リンクで考えられるデメリット要素を洗い出してみます。
- 関連性の低い内部リンクとなる
- 1つのページからの内部リンクが増える
- 同一のアンカーテキストのリンクが増える
- 評価の低いページからの内部リンクとなりえる
大まかな疑念としては上記4項目といったところでしょうか。
少し深堀していきます。
関連性の低い内部リンクとなる
基本的にはサイトのコンセプトが一つに絞っていれば、それほど関連性がずれているリンクにはならないかと思います。しかし、当サイト「In-Output」ではプログラミング全体を扱っておりますが、「pythonのエラー解決策について書いているページ」と「レンタルサーバーに関するページ」では関連性はありませんね。
勿論メインコンテンツで内部リンクを張る事はありえませんが、サイドバーの人気記事としてリンクができているとどうでしょうか。これは関連性の低いページとして評価されてしまうのか。
1つのページからの内部リンクが増える
1つのページからの内部リンクては多くても100までに抑えたほうが良いです。しかし、共通リンクを全て合計するとそれだけで100を超えるサイトもあるでしょう。フッターをサイトマップみたいに扱い、リンクが50個あるサイトもあります。ポータルサイト等では47都道府県のリンクを張るだけで47個ありますね。
同一のアンカーテキストのリンクが増える
内部リンクについて調べていると同一のアンカーテキストのリンクはペナルティを受ける可能性があるという記事をいくつか見かけた。
確かに不自然な事ではあると思うし、アンカーテキスト=リンク先のタイトルがベストとも思わないので、関連記事のアンカーテキストは自然と記事に溶け込むように心がけるべきだと思います。
しかし、共通リンクではそうはいきません。同様のアンカーテキストでのリンクが各ページから引かれる事になります。
評価の低いページからの内部リンクとなる
こちらもたまに見かける情報なのですが、評価の低いページ(お問合せページやプライバシーポリシー等を含む)リンクは評価が低くなると書かれています。
確かにプライバシーポリシーのコンテンツ内に内部リンクがあると不自然ですね。なんらかのペナルティの対象にもなりそうな気もします。
これらの疑念点を抱えたままでは不安ですよね!僕だったら夜も眠れません。
結論、共通リンクはSEO評価が低いからそこまで気にしなくていい
管理人が導き出した答えがこれです。メインコンテンツ以外の内部リンクはよほど不自然でない限りサイト評価自体を下げることはありません。
少し古い動画となりますが、googleのMatt Cutts氏も内部リンクが悪影響を及ぼす事は通常はないとしています。
この動画では同一のアンカーリンク名からのリンクがページを傷つける可能性はありますか?という質問に対し、Matt Cutts氏は通常は問題ない、しかし僕が絶対にないと言い切ると1つのページから5000本もリンクを張る人がでてくるだろう。と答え
パンくずリストやナビゲーションからのリンクについて気にしているんだろう?とまさに管理人が心配していた現象についてもふれてくれたのだ。
普通のサイトで普通のテンプレートを使っているなら問題はないね。と締めてくれました。
まとめ
とはいえ、できる限り共通リンクも理想のリンクを目指すべきであることは間違いないです。
プラグインを使えばページ毎に異なるサイドバーを表示させることも可能です。
「新着記事」「おすすめ記事」「人気記事」をサイドバーに詰め込んでいたけど、「おすすめ」と「人気」で記事が被っているから、片方削除する等できる限りの施策は行うべきです。
とりあえず現段階で共通リンクは深く考えず、それでいて不自然ではない様に扱うこととします。