上位表示させる記事の書き方なんてあるの?
- SEOライティング
- SEO対策(内部、外部)
- 記事構成(キーワード選定など含む)
SEOライティングと記事構成は分けて考える必要があります。クラウドワークス等でライティングの仕事をすると、記事構成は完成されている状態で書き始める事になります。
今回は最低限の記事構成が完成されている事を前提としてSEOライティングを解説していきます。
超初心者向けSEOライティング解説
SEOライティングとはその名の通りSEOを意識して記事を書く事です。
今回は「森のくまさん」というキーワードをSEO上位を狙っていると仮定して、タイトルと見出しの構成は出来上がっている状態からSEOライティングを施します。
・出来上がっている構成
タイトル | 森のくまさんの歴史と魅力 |
見出し | h1 森のくまさんの歴史と魅力
h2森のくまさんとは h3森のくまさんの概要 h3森のくまさんの歴史 h2森のくまさんの魅力 h2まとめ |
キーワード | 森のくまさん 歴史 魅力 |
ターゲット層 | 森のくまさんの歴史が知りたい人
森のくまさんを好きな人がたどり着く記事 |
構成が出来上がっているので、記事を執筆する前に共起語とサジェストを調べます。
共起語とは
ある言葉を使用する時に一緒に使われる頻度が高い言葉が共起語です。
Googleは記事のすべてを深く理解してサイトの評価を決める訳ではありません。その記事はキーワードと関連性を持っている、キーワードがしっかり使われているか等の判定要素を総合してランキングを決定しています。
SEOライティングでは共起語を元に文章の全体像を決めていきます。完成した記事がいくら素晴らしく読者の心をつかむ文章だとしても共起語が一切使われていなければ、上位表示は難しいのが現実です。
サジェクトとは
Googleの検索窓にキーワードを打ち込むと次に続くキーワードの候補が自動的に表示されます。これがサジェクトと呼ばれるものです。
共起語とサジェクトは似ているものではありますが、サジェクトで表示されるキーワードはユーザーが知りたがっている回答とも言えるでしょう。
森のくまさんの共起語は「くま」「お嬢さん」「歌」「歌詞」「原曲」「童謡」「熊本」「お米」等となっています。
サジェクトは「熊本県」「歌詞」「英語」「飲み会」「楽譜」等です。
ここで、新たな発見がありましたね!少し深く調べてみます。どうやら熊本には「森のくまさん」という名称のお米が存在する事がわかりました。更には全国には「森のくまさん」という名称の居酒屋も多数存在する事が分かります。
これらは記事に関係がありませんので、無理矢理記事に詰め込む必要はありませんが、SEO対策で上位表示をとことん突き詰めるなら、これらの商品を実際に購入してレビューしたり、お店に伺ってインタビューするなども一つの手法です。
SEOライティングの記法
それでは実際にSEOライティングの例を見てみましょう。今回は冒頭文で解説致します。
冒頭文とは
記事の初めの序文です。その記事で得られる知識や付加価値等を明確にしておくことで読者にこの記事を読めば知りたい情報が得られる事が理解できるようになり、離脱の低下につながります。
また、読者の心情を冒頭に記載しておくと、より共感が得られるようになります。
原曲はアメリカの民謡です!
- キーワードを記事前半に集中させる
- 共起語の「歌」「歌詞」「原曲」を入れる
- 難しく専門的な言葉を使わない
- 付加価値を付ける
- 記事を読めば何を得られるかを記載する
キーワードは記事の前半に集中させる
SEOライティングではキーワードを多用する事が重要です。しかし、多用と乱用を混合してはいけません。キーワードを盛り込む上で一つの段落では同じキーワードをなるべく複数回使用しない事が乱用を避けるコツとなります。
キーワードをおさらいすると「森のくまさん」「歴史」「魅力」としていますが、これらは2種類に大別できます。
記事の目的は「森のくまさん」というビッグキーワードに対してその「歴史」を知りたい人、「魅力」を共感できる人をターゲットにしています。
今回の冒頭分では3つのブロックに分かれていますが、それぞれに「森のくまさん」は記載されていますが、「歴史」と「魅力」は1つのブロックに抑えています。これらを各ブロックに配置すると何について書かれている記事なのかGoogle側が判断できなくなってしまいます。
また、記事の後半部分にまでキーワードがぎっしり詰め込まれているのも不自然です。場合によってはスパム判定されてしまう可能性も出てきます。キーワード量の目安としては記事を前半、中盤、後半の3つに分けて、5:2.5:2.5の割合で配置するとバランスが取れています。
共起語を記事に書き込む
前途の通り、共起語を記事の中に記載しています。これが「森のくまさん」のキーワードのみの使用でしたら、それがお米の話なのか居酒屋の話なのかGoogleのロボットは判定できません。歌や原曲等の共起語によりそれが「童謡の森のくまさん」である事が理解されます。
専門的な用語は避ける
専門的な記事でないかぎり難しい用語は避けるべきです。もし、冒頭部分でこのように書かれていたら読む気がなくなってしまいますね。
森のくまさんの原曲はアメリカのスカウトソングでエコーソングの典型です。エールマスターとスカウトメンバーの掛け合いで歌われます。
付加価値を付ける
冒頭に付加価値を付けることで記事を読む前に興味を持ってもらえます。SEOライティングでは記事を最後まで読んでもらう事も目的の1つです。
今回は森のくまさんの歴史を調べに来た閲覧者に対し、原曲では銃という物騒なものが出てくるという知識を付加価値として提供しています。
付加価値の付け方は様々です。サイトへの登録方法を解説しているページなら「コンテンツの活用方法」や「割引クーポン」等を提供できます。
その記事で得られるものを記載する
SEOで上位表示する為には、ユーザーの質問に対し目的のコンテンツ(回答)が用意されている事が必須条件です。
冒頭で記事で得られるものを記載する事でユーザーに対してもGoogleのロボットに対しても求めているコンテンツが用意されている事を伝えます。
まとめ
この記事では超初心者向けにSEOライティングを解説しました。
SEOライティングを意識しなければ共起語やサジェクトを調べることはありません。当たり前に調べるようになってることにはSEOライティングの初心者は卒業しています。
勿論SEOライティングとは別の普通のライティング能力として、同じ語尾の連続使用は避ける(~です。~です。~です。)(~ます。~ます。~ます。)指示語の使用は避ける(あれ、これ、それ)等は基本ですのでライティング能力を磨いていきましょう。