目次
✅ この記事でわかること
manifest.jsonの役割とは？- 各プロパティの意味と使い方
- よくあるエラーと対策
- 開発＆公開に向けた実践的なポイント
🧩 manifest.json とは？
manifest.json は、Chrome拡張機能の設計図・設定ファイルです。
これがないと、拡張機能は「何ができるのか」「どんな見た目か」などChromeに伝えることができません。
例えるなら、Webサイトでいうところの <head> タグや meta 情報のようなものです。
🗂 基本的な構成（サンプル）
jsonコピーする編集する{
"manifest_version": 3,
"name": "My Extension",
"version": "1.0",
"description": "これはサンプルのChrome拡張機能です。",
"action": {
"default_popup": "popup.html",
"default_icon": {
"16": "icon.png"
}
},
"background": {
"service_worker": "background.js"
},
"permissions": ["storage"],
"icons": {
"16": "icon.png",
"48": "icon.png",
"128": "icon.png"
}
}
🔍 各プロパティの意味を解説
🔸 manifest_version
- 必須（現在は
3を使用） - Chrome拡張機能のバージョン管理用
jsonコピーする編集する"manifest_version": 3
🔸 name ＆ version
- 拡張機能の名前とバージョン番号
- ストア登録時や管理画面に表示される
🔸 description
- 機能の簡単な説明（SEOにも関わる部分）
- 文字数は短く、わかりやすく！
🔸 action
- 拡張機能アイコンをクリックしたときの挙動を定義
jsonコピーする編集する"action": {
"default_popup": "popup.html",
"default_icon": {
"16": "icon.png"
}
}
🔸 background
- バックグラウンドで常駐処理をするJavaScript（非表示）
jsonコピーする編集する"background": {
"service_worker": "background.js"
}
※
manifest_version: 3ではservice_workerを使います。
🔸 permissions
- 拡張機能に与える権限のリスト
jsonコピーする編集する"permissions": ["storage"]
例：
tabs→ タブ操作storage→ ローカルストレージの利用activeTab→ 現在開いているタブの情報取得
🔸 icons
- 拡張機能のロゴ画像
- サイズごとに複数指定できる（推奨）
jsonコピーする編集する"icons": {
"16": "icon.png",
"48": "icon.png",
"128": "icon.png"
}
💥 よくあるエラーと対策
| エラー内容 | 原因と対処法 |
|---|---|
manifest.json is missing or unreadable | ファイルが存在しない、またはJSON構文ミス |
Unexpected property | 書き方ミス。キー名のスペルを再確認 |
| アイコンが反映されない | パスの指定ミス／画像サイズ不一致 |
🧪 開発→公開に向けたチェックリスト
✅ ファイル名は必ず manifest.json
✅ JSONは必ずUTF-8で保存＆構文チェック
✅ 不要な権限は書かない（セキュリティ上重要）
✅ 画像サイズと名前に注意（例：icon.png）
📝 まとめ：manifest.jsonがわかればChrome拡張の第一歩！
- 拡張機能は
manifest.jsonなしでは始まらない！ - 書き方・構成がしっかりしていれば、あとは自由に機能を追加できる！
- このファイルの中身は、**拡張機能の“心臓部”**です。
