アクセスアップするって本当?
Bing Webマスターツールで本当にアクセスアップするのか
Bing Webマスターツールへの登録方法解説の前にBingで本当にアクセスアップするのか解説します。
Bingのシェア率
Bingのシェア率は2019年頃は3%前後と言われていましたが、実は2020年では5%にまで増加しています。
Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share
シェア率で判断するのは間違い
シェア率5%なら登録すれば凡そアクセスが5%増えるのかな?実はこの考えは大きな間違いです。
Bingに登録する事で狙う本質は他の検索サービスでは上位表示できなかった記事でも上位表示を狙える!これに尽きます。
Google Search Consoleヘルプにこのような質問がありました。
Bingで検索すると1位ですがGOOGLEで検索すると151位、何故ですか???
引用:Google Search Consoleヘルプhttps://support.google.com/webmasters/thread/10848593?hl=ja
投稿者はBingでは1位を取れているのにGoogleでは151位で悩んでいる様子ですね。しかし、考え方を変えればGoogleでは151位だけどBingでは1位なのです。
GoogleとBingのアルゴリズムは全く違うといってもいいでしょう。コンテンツを100記事程度書きあげているなら、上位表示にいけた記事もあれば、全く検索上位できなかった記事もあると思います。そもそもコンテンツの質が低くて上位表示できなかったのであれば、リライトやnoindexの施策が必要ですが、ライバルが強すぎて上位表示できない記事に関してはBingなら上位表示が狙えます。
結論として、Googleからのアクセスが10pv/dayしかない記事がBingから20pv/dayする等、記事単位で見るとシェア率5%の検索サービスで2倍以上のアクセスが狙えるのです。
Bing Webマスターツールの登録方法
それではBing Webマスターツールの登録方法を解説します。
→外部リンク:Bing Webマスターツール
日本設定に切り替えて置こう
デフォルトだとサイトが英語表記になっていますので、日本語に切り替えておきましょう。サイトのヘッダー右側の歯車マークをクリックして
「COUNTRY」「LANGUAGE」の日本を選択すればOKです。画像が切り替わりますので、サイドWebマスターツールのログイン画面に入りなおしてください。
アカウントを指定してログイン
Bing Webマスターツールへのアクセスは下記のアカウントで行えます。
- Microsoft
後に紹介する所有サイトの確認の為にGoogleサーチコンソールの登録に使用しているGoogleアカウントを使うのがベストです。
所有サイトを登録する
サイトの追加をするとサイト情報と個人情報の入力を行います。
サイトマップの追加の項目はGoogle XML Sitemaps等のプラグインで作成されているxmlファイルを指定してください。
Bingのクローラーはアクセスの多い時間帯は避けてくれますが、更にアクセスの控えめなローカル時刻の中でも自分のサイトで一番アクセスが多い時間帯を指定する事でその時間帯のアクセスを避けてくれます。
所有者の確認をする
Bingは下記の4つの方法によりサイト所有者の確認ができます。
- Googleサーチコンソールよりインポート
- XMLファイルをWebサーバーに置く
- <メタ>タグを既定のWebページ内にコピーして貼り付ける
- CNAMEでコードを手動でDNSに追加する
この中でもおすすめなのはサチコからインポートする方法とXMLファイルをWebサーバーに置く方法です。
サーチコンソールからのインポートはベータ版(2020年4月15日時点)ながらもボタン1つで登録できるのでこれから登録する人はこの方法にしましょう!
逆にメタタグを張り付ける方法はHTMLに特に必要のない情報を増やす為おすすめはしません。(微々たるもので表示速度やSEOに悪影響が出るほどでもありませんが)
登録したら終了じゃない!使いこなせBing Webマスターツール
登録するだけでもサイトマップを自動的に読み込んでくれますが、それだけでは非常に勿体ない!この項目では使っておきたいBingの機能について解説します。
サイトの追加登録
Bingは一つのアカウントで複数のサイトを登録できます。自分の所有しているサイトを登録しておきましょう。
※注意点サーチコンソールより一括で自分のサイトを複数登録した場合はサイトマップの指定が完了してませんので「ダッシュボード」>「サイトマップ」よりサイトマップを一度送信しておきましょう。
自分のサイト設定
自分のサイト設定でBingのSEO対策が行えます。
1~2分で設定ができて効果に期待できるポイントを絞ってご紹介しますので、今から紹介する設定は必ず行いましょう。
URL の送信
「URLの送信」では新規ページ等のインデックスを促せます。月50件、一日10件までの制限はありますが、渾身のコンテンツが完成し一日でも早く表示させたい場合に使用しましょう。
URL パラメーターを無視する
canonicalタグを使用してパラメータを正規化するのが一般的になっているので、あまり活躍する事はありませんが、それでも重複するパラメータが発生した場合に入力しておきましょう。
パラメータについて簡単に説明を入れておくと、当サイトを例にして解説するとTOPページにてデフォルトのURLは「https://html-css-wordpress.com/」となっているが、記事の並び順を人気順に変更すると「https://html-css-wordpress.com/?sort=popular」となります。この「?sort=popular」がパラメーターとなり、canonicalタグで正規のサイトを指定しないとそれぞれ別のページとして扱われてしまいます。
ジオターゲティング
Bing Webマスターツールではあまり使用する事はないが、気になる項目であると思うので、少し触れておきます。そもそもジオターゲティングとは特定の地域を指定する事でその地域からサイトを閲覧しているユーザーに対して広告を表示する時等に使用します。
しかし、Bing Webマスターツールでは国の指定しか行えません。ドメインを日本に指定しておけば取りあえずOKと思います。
接続ページ
「facebook」や「linkedin」のSNSを登録する事でクリック数やトレンドが表示される様になります、かつてはTwitterもあったのですが、現在では項目は削除されておりません。ログインの確認等は行いませんが、自身のトップドメインへのリンクが連結の条件となっております。
診断ツール
Bingの診断ツールは簡単に使えてかなりSEO対策に役に立ちます。
モバイルフレンドリーテスト
URLを打ち込むとBingとしてモバイルフレンドリーになっているかを確認できます。Googleにも勿論同様の機能はあるので、Bing Webマスターツールではあまり使わない機能です。
キーワード調査
Bingでのオーガニック検索に基づき検索回数を調査できます。
検索された回数のみならずトレンドが折れ線グラフで視覚的に表示されますので、ユーザーの流行りのキーワードも発見しやすいです。試しにキーワード「SEO」で調査してみます。「国」と「言語」は日本を選択しておきましょう。
控えめに言って神機能です
Bingbot として取得
URLを入力するとBingbotがどのようにコードを取得しているかが表示される。とは言ってもHTMLが表示されるのみで、特に使用する事はないだろう。
マークアップ バリデータ
マークアップバリデータを使えばマークアップ言語の調査が行える.
しかし、この機能を使うならGoogleの構造化データ テストツールを使用するほうが精度が高いと言わざるを得ない。
恐らく、エラーとして捉えるポイントが違うのだろうが、構造化テストツールではエラー表示を行ってくれる要素がマークアップバリデータではスルーされるケースがある。
→構造化テストツールでの調査結果
→マークアップバリデータの調査結果
SEOアナライザー
アナライザーにURLの入力をするとSEO的に問題があるエラーが発生している場合に改善ポイントを知らせてくれます。どうしても検索結果に表示されないページがあるなら確認を行ってみよう
他の機能をざっくり紹介
「Bingbot 検証ツール」ではIPアドレスを入力するとBingBotか否かを判定してくれます。
「サイト移転」URLの変更やサイトを移転した際に報告が行えます。
まとめ
この記事ではBing Webマスターツールへの登録方法と活用方法を解説しました。Googleでは上位表示できなかった記事もBingなら1位を狙えます!
登録自体は5分もあれば完了しますし、設定も5分程度で完了するでしょう。それだけの労力で得られる成果は大きいです。キーワード調査は控えめにいって神機能ですので、Webマスターツールには登録しておきましょう。